Liberty DeVitto
中学生の頃はキーボード少年だった僕ですが,はじめて「ドラムってかっこいい」と思ったのはこのビデオをTVで観た時でした.
ライブアルバム『Songs in the attic』(1981)は,Billy Joelの中でも一番好きなアルバムなのですが,その映像を観てぶっ飛びました.第一印象は「ドラムが激しい!かっちょええ!」です(中学生ですから).まだハードロックの洗礼を受ける前ですし,映像を見る機会など当時限られているわけで,フルパワーで叩きまくるその姿にホレボレ.
- アーティスト: Billy Joel
- 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: CD
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その後,高校生になってから武道館に観に行きましたが,パワフルさは相変わらずでした.叩き方にしろフレーズにしろリズム感にしろ,何か心を揺さぶる天性のものを持っている人だと思います.ロックにとどまらないグルーヴのある人です.
で,そのドラマーがLiberty DeVittoです.日本語のWikiにはないので英語版からの抜粋:
- 1950年8月8日,NY生まれ
- 親父はNYPDの警官,娘は女優のTorrey DeVitto
- TAMA+Zildjian→Mapex+Sabian,スティックはPro-Mark.
- Billy Joel Bandにデビューからずっと参加してきたが(1975-2005),2006年に訴訟関係でもめて初めてツアー不参加.現ドラマーはChuck Burgi(元Rainbow).
…ま,その訴訟はいやんな感じなので触れないでおこう.他のレコーディングへの参加は,
- 1981 Dead Ringer(Meat Loaf)
- 1981 The Burning(Rick Wakeman)
- 1985 Spoiled Girl(Carly Simon)
- 1989 Mick Jones' solo debut(Mick Jones)
- 2001 Chiller Theatre(John Babcock)
- 2007 Queen Anne's Revenge(Sean J. Kennedy)
Rick Wakemanは意外.他にもツアーサポートはやっていたみたいです.
ドラマーの聖地,Drummersworld(英語)にもっと詳しい説明がありました.
- 1968年にMitch Ryderのツアーマネージャーから電話があって,その晩からツアードラマーになった(6週間)
- 初レコーディングはRichie Supaの「Supa's Jamboree」,ツアーはJames GangやGrand Funk Railroadの前座
- その後事故を起こして1年間ドラムプレイ休止→2年半結婚式場で演奏
- Topper結成,その後Sax Playerを追加してBilly Joel Bandとなる
- 他にOrlandoの地元ミュージシャンとThe Funk Clubを結成
ということだそうな.
2006年の上海ドラムフェスでの演奏がYoutubeに上がっていました.そうそう,この感じです.Keith Moonのようにスティックをムチのようにして叩いています.56才とは思えんほどパワフル&グルービィ♪.曲はBilly Joelの「Prelude/Angry Young Man」.…ツアー参加してよ〜.
ちょっとシンバルがかわいそうになってきた….